いつもパンの材料のところに何気なく書いていた「きび砂糖」。
先日、くもりーさんから「きび砂糖が気になる」とのコメントをいただいたのをきっかけに、「きび砂糖」について私なりに少し調べてみました。
まず「きび砂糖」なのですが、「きび砂糖®」は日新製糖株式会社の登録商標でした。
※®は登録商標マーク。
商標とは、「事業者が自己の取り扱う商品・役務(サービス)を他人の商品・役務と識別するために、商品について使用する文字・図形・記号などの標識。(goo辞書より)」
商標登録とは、「特許庁に商標を登録すること。(goo辞書より)」
つまり、「きび砂糖」は上白糖、グラニュー糖などの砂糖の種類ではなく、商品名ということです。
ただ、最近は同じような精製方法の砂糖を総じて「きび砂糖」と呼んでいるようです。
私は日新製糖の「きび砂糖®」も以前使っていたのですが、今は三井製糖株式会社の「国産さとうきび糖」を使っています。
だから、これも同じ「きび砂糖」という種類の砂糖だと思ってレシピ欄に書いていました。
「国産さとうきび糖」は「きび砂糖®」と比べて色が少し濃いです。
サトウキビから作られる砂糖は、上白糖、グラニュー糖、三温糖、黒砂糖(黒糖)などがあります。(甜菜から作られる甜菜糖もありますね。)
精製方法(不純物を取り除く方法)や製法(製造方法)の違いで分けられるようです。
上白糖、グラニュー糖、三温糖はサトウキビの搾り汁の不純物を取り除いて精製された砂糖です。
そして、黒砂糖は上白糖などと製法が違って、サトウキビの搾り汁をそのまま煮詰めて作られます。
「きび砂糖®」は日新製糖さんのホームページによると、”精製途中の砂糖液をそのまま煮詰めて作ります。そのため、さとうきびの風味とミネラルが活きています。”とあります。
精製方法が上白糖などと違うようです。
確かに「きび砂糖®」も「国産さとうきび糖」も、黒糖ほどではないですが風味があります。そして、「ミネラルが活きている」というのが人気の理由なのではないかと思います。
三井製糖さんの「国産さとうきび糖」の精製方法はホームページには載っていませんでした。
砂糖は、料理によって使い分けると良いようです。
最近は、機能性の砂糖もありますので生活スタイルによって使い分けるのもいいと思いました。