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原田マハ著『翼をください』勇気ある女性の感動ストーリー

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原田マハさんの『翼をください』上下巻をKindle版で読んだ感想です。
『翼をください』は史実にもとづいた小説(フィクション)です。飛行機とそれにまつわる人々の物語です。

[まとめ買い] 翼をください

あらすじ

自社新聞社の創立記念の企画記事として、1939年に世界一周飛行を成し遂げた「ニッポン号」について調べていた記者の青山翔子が、乗組員の一人だったカメラマン山田順平に会いにアメリカ合衆国カンザス州へ向かう。写真の中の謎の人物を確かめるために…。

原田マハさんについて

原田マハさんの本を読むのは初めてでした。でも、「この名前、どこかで見たことがある?」と思って思い出したのは、読書好きのブロガーさんの記事でした。
原田マハさんはキュレーターということもあり、美術関係の小説が多いようです。
『カフーを待ちわびて』、『楽園のカンヴァス』などの数々の受賞作品があります。
1962年7月14日、東京都生まれ。(偶然にも今日がお誕生日!おめでとうございます。)

『翼をください』読んだ感想

あらすじとレビューをチラッと読んだら、読んでみたくなりました。
読むのが遅い私が、上下巻ある長編小説を読み切れるか心配でしたが、引き込まれるように先へ先へと読みたくなるような気持ちになりました。
読んでいると、その情景が浮かんできて、私もそこにいるような感覚でドキドキしたり、感動したりと登場人物たちと一体感が味わえました。

私は、物語のヒロインである米国人女性飛行士エイミー・イーグルウィングが、大好きなアニメ『風の谷のナウシカ』のナウシカと重なってしまって、この小説がアニメーション映画になったらいいのになと思いながら読んでいました。
読み終わったあと、原田マハさんの著者インダビューを見つけて、原田さんもエイミーをナウシカのようにイメージしていたことを知ってうれしくなりました。

楽天ブックス|著者インタビュー 原田マハさん『翼をください』
今週の著者インタビューは原田マハさん。1937年、世界一周に挑んだ女性飛行家・アメリア・イアハートをモデルにした『翼をください』について伺いました!

読後は、エイミーはあれからどうなったんだろう?と気になるところもあるけれど、総じて爽快感を味わえた小説でした。
勇気、信頼、チームワーク、そして世界平和。この小説から受け取るメッセージを多くの人に感じてほしいなと思います。
興味を持ったらぜひ読んでみてください。

実在した航空機や人物がモデル

物語に出てくる「ニッポン号は」、実際に1939年に日本で初めて世界一周飛行を果たした三菱重工業製の民間航空機です。海軍の軍用機(偵察機)を改造したものだそうです。
世界一周は毎日新聞社が国際親善のために企画したもので、1939年8月26日に羽田空港を離陸し、10月20日に無事帰国しました。

そして、米国人女性飛行士エイミーのモデルは、アメリア・イアハート。女性で初めて大西洋単独横断飛行を達成した人物です。1937年に世界一周飛行に挑戦しましたが、南太平洋上で消息を絶ちました。

実際にあった出来事や実在した人物がモデルとなった話だと思うと、違うとわかっていても「もしかしたら…」という思いもあってワクワクしながら読めました。

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